1点1点を測量し、その点をつなぎ合わせた「点と線」からなる地形データを作成していた二次元的な従来の測量とは違い、MMS、固定式レーザースキャナー、UAVといった3D専用機器によって「面」的な三次元計測を行います。 |
モービルマッピングシステム(MMS)とは、GNSS、デジタルカメラ、レーザースキャナを車に搭載し、走行しながら道路周辺の高精度な3次元位置座標と映像を効率的に取得出来るシステムです。
ただ走行するだけで計測ができるため、人の立ち入りが難しい道路(高速道路や交通量の多い道路)でも車線規制等を行わずに周辺構造物やアスファルト表面、上空、景観等の詳細なデータ取得が可能です。 |
道路面と道路脇周図7m以内を絶対精度10cm以内、相対精度1cm以内で計測が可能です。
また、時速20km~80kmでの計測が行え、高速道路で走行してもデータ収集精度の低下はありません。 |
走行時での点群取得イメージ |
カラー点群イメージ |
点群取得と同時に全方位カメラによる画像、
映像も取得できます。 |
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従来のマンパワーによる情報収集から効率化を図り、且つ安全性の向上も目指した情報収集が実現できます。 |
比較的狭い場所やMMSでの計測が困難な個所では、固定式レーザースキャナーを使用します。
3Dレーザースキャナーを三脚で地上に据え、全方位にレーザーを照射し周囲の地形を計測します。機械が固定されているため、MMSやUAVの移動式に比べ高い精度での計測ができます。 |
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計測距離は最長270 m。1秒間に100万点 の高速で最高品質の3次元データとHDR画像データを生成します。
交通規制で立入りが困難な場所や土砂崩落等の危険な場所、貴重な文化財や遺跡などでの高精細な計測に役立ちます。 |
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取得した三次元モデル空間を専用ソフトで展開したイメージ。
360°様々な視点から必要な場所を確認できます。 |
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部分切り出し、拡大、縮小。
座標データを取得しているので、任意の箇所で点間距離も測れます。 |
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【測量分野での主な用途】 |
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平面図作成(地形測量)
レーザー観測で得られた点群を基に線状対象物、建物、植生等を図化します。 |
断面図作成(縦・横測量)
レーザー観測で得られた点群を基に線形データを重ね合わせ自動で図化を行います。任意での断面把握も可能です。 |
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【工事分野での主な用途】 |
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起工測量
・現況地盤高の確認 横断図の照査...
・施工量の確認 土量の照査... |
出来形計測
・工事途中、完成時の出来形・出来高確認
・3次元設計面との良否判定 |
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